【史上最悪の事故現場?】チェルノブイリ原発の跡地に行ってきた
みなさんこんにちは!
少し前になりますが、週末を利用してウクライナにあるチェルノブイリ原発に行ったので、その時の内容をお伝えします。2日だけですが、かなりディープな旅でした。
【行き方と日程】
ロンドンから飛行機でウクライナの首都キエフ(Kiev)に行きそこからバスツアーに参加しました。
金曜:深夜ロンドン発
土曜:早朝4時頃にキエフ着、タクシーで市内に移動、予定していたホテルに入れず街中のカフェで時間をつぶす。ツアー参加、キエフ泊
日曜:キエフ観光、夜便でロンドンに帰宅
【バスツアーについて】
出発地:キエフ中心地
所要:1日(8時集合、20時解散)
言語:英語
値段:3,105UAH (£87)/人
【ツアーの様子】
キエフ中心地に集合。待ち合わせ場所に行くと日本人らしきの男の子が。話してみるとオランダに留学中の日本人学生で僕と同じ大学でした。世界はせまい!
そこからバスで移動。片道2時間くらいかかります。行きのバス車内で事故の説明ビデオ放映されます。爆睡してたため内容覚えてません。。。
チェルノブイリの手前に検問
チェルノブイリ市内到着
市内にはゴルバチョフ(?)像や、亡くなった方の名前がかかれた札がある
原爆近郊にある村、廃墟と化している。
建物内部と周辺は除染されたが、一部放射線量が高いところもある
事故のあった4号機はカバーで覆われている
4号機の目の前まで接近
放射線量を測定、極地的に高い数値を記録。なお測定器は有料で借りられる。
原発の近くにある街、ガイドさんが昔の写真を見せながら説明
建物内部は荒れ果てている
川の水は放射線に汚染されているとのこと
事故以前、この街は栄えていた模様。原発事故後すぐ住民が避難し廃墟に
荒れ果てた建物内部、放射線のよりも風化による影響が大きい
営業開始数日前に事故が起こり、観覧車の日の目を見ることがなかった。
ここは昔競技場だった。30年で木が生い茂るまでに。時の流れを感じる。
室内プールだった、時計は過去のまま止まっている。
ツアーの終わりに立ち寄った旧ソ連の建物、アメリカのミサイル探知に使ってたとのこと。とにかくでかい。
ツアーは以上となります。
【放射線について】
ツアーへの参加は安全なのか、気になってる方もいると思うのでご参考までに数字的な話を。日本の国が定める放射線量の基準は1年間で1ミリSv(シーベルト)とされています。
チェルノブイリの滞在時間の放射線は、メータの表示から見積もって多くても毎時1マイクロSv程度でした。滞在が8時間程度と考えると8マイクロSvとなります。1ミリSv=1000マイクロSvなので、全然大丈夫な範囲です。
ちなみにを飛行機を乗ることによっても結構な放射線を浴びるようで、聞いた話だと飛行機中では毎時2~3マイクロSv程度くらい浴びてるとのこと。 今回飛行機は往復6時間だったので12~18マイクロSvとなり、ツアー中よりもたくさん浴びてます。
【感想】
とにかくディープな一日でした。事故の影響があった現場に実際に足を踏み入れ、事故が起きた原発も目の前まで近づけることができたのはとても大きな経験でした。
驚いた事実は、チェルノブイリに住んでいる人がいまだに2,000人以上もいること。そして僕らがツアー中に浴びた放射線量よりも往復の飛行機で浴びた量の方が多いということ。何が安全なのかということを考えさせられるとともに、自分の目で確かめることの大事さを再認識したツアーとなりました。
さて次の記事ではキエフの市内観光について書きたいと思います。